けいさん、私、コーチングの体験セッションをしても成約につながらないことが多くて…。
どうすれば成約率を上げられるか教えていただけますか?
本当にお客様のためだと考えて提案をしていても、なかなかご契約にならないと、がんばっているのに報われないような気持ちになりますよね。
心の状態をしっかりと把握して活用すれば、ぐっと結果も変わってくるんです!
今回は、コーチングで成約率を劇的に上げる心理学のテクニックについてお話ししていきます!
コーチングの成約率を左右する心理学の基本原則
心理学は人の心を理解し、行動を引き出す学問です。ビジネスの現場でも非常に効果的で、コーチングの成約率を上げるために活用できるポイントがいくつかあります。
1. ラポール(信頼関係)の構築
心理学でいう「ラポール」とは、相手との信頼関係を築くことを指します。ラポールが築けていないと、どれだけ商品が素晴らしくても相手は購入に踏み切れません。
信頼を築くポイント
- 相手の話をしっかり聞く 「傾聴」がラポール構築の基本です。相手が話しているときに、うなずきや相づちを入れ、「あなたの話をちゃんと聞いていますよ」という姿勢を示しましょう。
- ミラーリングを使う 相手の話し方やジェスチャーをさりげなく真似することで、無意識に親近感を与えることができます。
- 共感の言葉をかける 「そうなんですね」「確かに、それは悩みますよね」といった共感の言葉を入れるだけで、相手は安心感を得られます。
2. 一貫性の原理を活用する
一貫性の原理とは、「人は自分が一度取った行動や発言に一貫したいと考える」という心理です。これを活用すると、体験セッション中の小さな「イエス」が、最終的な成約につながります。
実践例
- 小さな質問でイエスを積み重ねる
- 「〇〇を改善したいと思っていますよね?」
- 「このままでは大変だと感じますよね?」 このように、イエスで答えられる質問を投げかけましょう。
- 具体的なゴールを明確にする セッション中に「3ヶ月後にどうなっていたいですか?」と聞き、具体的なビジョンを引き出すことで、お客様が自分の未来に一貫性を持とうとします。
3. ストーリーテリングで感情を動かす
人は論理ではなく感情で動きます。そのため、セッション中に心を動かすストーリーテリングを挟むことで、相手に「この人なら任せられる」と思ってもらえます。
実践例
- 自分の経験談を話す 自分が過去に悩んだ経験や、それをどう乗り越えたかを話すと、相手の共感を得られます。
- 他のお客様の成功事例を話す 実際のクライアントがどのように成果を出したかを伝えることで、「自分も同じように成功できる」と思わせる効果があります。
セッションの流れに心理学を組み込む
心理学を活用するためには、体験セッションの流れを工夫する必要があります。以下のステップを参考にしてください。
1. オープニング:安心感を作る
最初の5分で、リラックスした雰囲気を作ることが重要です。
- 自己紹介を丁寧に 自分がどんな人間で、なぜこのコーチングを始めたのかを率直に伝えましょう。
- 相手を褒める 「今日はセッションを受ける決断をしていただいてありがとうございます!」といった言葉で、相手を認める姿勢を示します。
2. 中盤:課題と理想を引き出す
セッションの中心部分では、相手の課題と理想の未来を深掘りします。
- オープン質問を使う
- 「今、一番悩んでいることは何ですか?」
- 「その悩みが解決したら、どんな生活が待っていると思いますか?」
- ギャップを明確にする
- 「今の状態と理想の未来には、どれくらいの差がありますか?」
- このギャップを可視化することで、「解決しなければ」という気持ちを引き出します。
3. 終盤:購入理由を固める
最後の10分で、心理学を活用して成約につなげます。
- 価値を具体的に伝える 「このプログラムでは、1ヶ月目に〇〇を学び、3ヶ月後には〇〇を実現できるようになります。」と具体的な成果を伝えましょう。
- 価格を納得させる 「このコーチングで得られるスキルは、他の誰からも学べないものです。」と独自性を強調します。
高単価商品を提案するマインドセット
心理学を使ったテクニックを活用する上で、提案者自身のマインドセットが大切です。
「販売=幸せを提供する」
「自分の商品を売ることは、お客様の人生を変える第一歩を提供することだ」と考えましょう。この視点を持つことで、提案に対する迷いや引け目がなくなります。
「価格以上の価値を提供する」
高単価商品は、提供する価値をお客様に具体的に伝えられれば、むしろ信頼感を高めることができます。価格の高さを正当化するのではなく、それ以上の価値を届ける姿勢を示しましょう。
まとめ
コーチングで成約率を上げるためには、心理学のテクニックを活用して、相手の心を動かす必要があります。ラポールの構築、一貫性の原理、ストーリーテリングなどを組み合わせることで、お客様に「この人なら信頼できる」と思ってもらえます。また、自分自身の提案に対するマインドセットを整えることも重要です。
次に行うと良いコト!
- セッションの流れを見直し、心理学のテクニックを取り入れる。
- お客様の課題と理想を深掘りするための質問を用意する。
- ストーリーテリングで使える成功事例を3つ準備する。
- 自分の商品が「どんな価値を提供するか」を再確認し、説明文を作る。
- セッション後に必ずフィードバックをもらい、次回に活かす。
心理学の力を使えば、セッションがもっと楽しくなると思います。ぜひ実践してみてくださいね!😊
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