カウンセリングで契約を取るのが難しいんです。
どうすれば自然な流れでお客様に納得していただけるのでしょうか?
私は副業でコーチングビジネスを始めたのですが、セミナーや体験セッションでお客様に興味を持っていただけても、その後のクロージングが難しいです。どうすれば自然に契約につなげられるのでしょうか?アドバイスいただけると嬉しいです!
クロージングというと、無理に契約を取ろうとするイメージを持たれる方もいますが、本来はお客様のニーズに寄り添い、信頼関係を築いた上で提案を行う大切なプロセスです!
それでは今回は、自然で心地よい流れを作りながらお客様の心をつかむ方法を詳しく解説していきますね!
クロージングの本質とは?
カウンセリングでのクロージングに苦手意識を持つ人が多い理由は、「売り込み」や「契約を迫る行為」と捉えてしまうからです。しかし、クロージングの本質はそれとは全く異なります。クロージングとは、お客様が抱える問題や課題を解決するための次のステップを提案し、前向きな決断を後押しする行為です。
クロージングの役割
- お客様の課題解決をサポートする
お客様は自分の悩みを解決したいと考えて相談に来ています。そのため、解決に向けた次のアクションを提案するのは、お客様にとって大きな価値です。 - 安心感を提供する
契約にはリスクを感じる方も多いので、クロージングはお客様に安心感を与える場でもあります。「この人となら大丈夫」と思ってもらうことで、次のステップに進むハードルを下げられます。
クロージングが成功する3つの基本原則
原則1:お客様の悩みを深く理解する
契約を決めるとき、お客様が最も重視するのは「自分の悩みをどれだけ理解してくれているか」です。そのため、初回カウンセリングでは以下のポイントを押さえて深掘りしましょう。
効果的な質問例:
- 「現在、どのような悩みを抱えていますか?」
この質問は、表面的な問題ではなく、根本的な課題を引き出すきっかけになります。 - 「その問題を解決できたら、どんな変化があると思いますか?」
悩みの裏にある「理想の状態」を引き出す質問です。お客様のモチベーションを高める効果があります。 - 「その課題に対してこれまでどんなことを試してきましたか?」
試行錯誤の経緯を聞くことで、お客様の努力を尊重し、信頼を得られます。
原則2:信頼関係を構築する
信頼関係が築けていない状態で契約の話を持ち出しても、お客様に不信感を与えてしまいます。信頼を構築するためのポイントは以下の通りです。
ポイント1:共感を示す
「それは本当におつらかったですね」とお客様の気持ちに寄り添うことで、安心感を与えます。共感の言葉はただの口先だけでなく、真摯な態度で伝えることが大切です。
ポイント2:ミラーリングを活用する
心理学で有効とされる「ミラーリング」は、お客様の話し方やテンポに合わせてコミュニケーションを取る方法です。無意識に「この人とは話しやすい」と感じてもらえる効果があります。
ポイント3:適切なタイミングで意見を挟む
お客様が話している最中に焦って提案を入れると、信頼を損ねてしまいます。話を最後まで聞き、必要に応じて「私の考えではこうしたアプローチが効果的かもしれません」と控えめに意見を伝えましょう。
原則3:お客様の未来像を共有する
人は明確な「未来」をイメージすると、行動に移しやすくなります。カウンセリングでは、お客様の理想の未来を描けるような質問や提案を行いましょう。
具体例:
- 「もしこの課題が解決したら、どのような生活が待っていると思いますか?」
- 「このプログラムで具体的にこんな変化が期待できますよ。どう感じますか?」
未来像を一緒に描くことで、お客様のモチベーションを高め、契約のハードルを下げることができます。
自然に契約につなげる会話術
会話術1:共感をベースにしたヒアリング
お客様が「自分の悩みを理解してくれている」と感じられるように、共感をベースにヒアリングを行います。ただ質問するだけでなく、「なるほど、それは確かにお困りですよね」と、共感を言葉で示します。
会話術2:具体的な未来像を提案
お客様が未来に希望を持てるよう、「プログラムを続けることでどんな成果が得られるか」を具体的に説明します。
例えば、ダイエットカウンセリングの場合:
「このプログラムでは、〇〇さんが理想とされる体型に向けて、3ヶ月以内にこんな変化が見られます。日々の生活でも自信を持てるようになりますよ。」
会話術3:相手の決断を促す質問
契約を迫るのではなく、自然に決断を促す質問を活用します。
- 「このプログラムが〇〇さんの目標達成に最適だとしたら、どのように進めたいですか?」
- 「このまま悩みが続くよりも、最初の一歩を踏み出すことが大切だと思いますが、いかがですか?」
クロージングの失敗例とその改善策
失敗例1:価格説明が不明確
価格やサービス内容を曖昧に説明すると、信頼を損ねます。具体的な数字や支払い方法をシンプルに提示することで不安を軽減しましょう。
成功するクロージング術を磨く3ステップ
ステップ1:体験セッションを効果的に活用
初回体験セッションでお客様が「解決の手応え」を感じると、契約につながりやすくなります。体験セッションでは、実際にどんな価値を提供できるかを具体的に伝えましょう。
ステップ2:ストーリーテリングを活用
過去のお客様の成功例を紹介することで、説得力が大幅にアップします。
例:「3ヶ月前に〇〇さんという方が同じ悩みを抱えていましたが、このプログラムで今は…」
まとめ
クロージングの成功の鍵は、お客様の悩みを深く理解し、信頼を築き、未来への希望を一緒に描くことです。押し売りではなく、お客様の決断をサポートする姿勢を持つことが自然な契約につながります。
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